思っていたより人生は長い

京都在住。走ったり、本を読んだりする日々の雑記。

『アイデアのつくり方』

 

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

 

  図書館で予約して、借りて読んだ。

 

 借りて手にしたときの第一印象は「薄!」である。わずか100ページ程度の本で、解説や訳者あとがきを除くと実質50ページ強の本である。しかし知的生産の古典ともされる作品だけあって、短いながらも内容がつまっており、面白く読めた。

 この本では、アイデア作成は一定の明確な課程であり、製造過程も一つの流れ作業であり、製造技術によってはたらくものであると述べられている。その課程とは以下の通り。

 

1.データ集め

2.データの咀嚼

3.データの組み合わせ

4.ユーレカ(発見した!)の瞬間

5.アイデアのチェック

アイデアのつくり方 - Wikipediaより

 

 方法論としてはこれだけである。これだけであるが、なかなか難しい。

 子どもの頃から、アイデアを出すということには苦手意識があった。アイデアはどこかからあふれてくるもの、才能ある人が何もないところから生み出すもので、自分には縁のないものだと思っていた。

 しかし、アイデアとは『既存の要素の新しい組み合わせ以外の何者でもない』とのこと。それを見つけるために、地道に資料を集め、加工し、生まれてくるのを待つしかないのだ。

 『説明は簡単至極だが実際にこれを実行するとなると最も困難な種類の知能労働が必要なので、この公式を手に入れたといっても、誰もがこれを使いこなすというわけにはいかない』と、難しさが説明されている。しかし、それにもまして、とても時間がかかること、そしていつ生まれるか分からず先が見えないことの方がネックとなって、継続していくのは難しそうだ。まずは継続していくこと。それが優先課題となるだろう。

 

 この本では、『知的生産の技術』(梅棹忠夫岩波新書)と同じで、カードの利用を推奨しているのが興味深い。現在PoICという手法を試しに用いているが、データの蓄積をしていくことが中心になってしまっており、振り返って活用するまでには至っていない。今後はアイデアの創出ということも意識しながら活用していきたい。

知的生産の技術 (岩波新書)

知的生産の技術 (岩波新書)

 

 

 また、一般論として、『どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に原理であり第二に方法である』と挙げられているが、今後のさまざまな機会で原理・方法を学んでいきたいと思う。